愛媛県佐田岬半島にある代々続く農園で、現在は無農薬の柑橘を栽培して、捨てられる摘果ミカンや成長・完熟していく柑橘の果皮から水蒸気蒸留法でエッセンシャルオイルや芳香蒸留水を作製しています。

　柑橘は、何日も放置すると、その油分が損なわれ、香りの成分も薄くなってきます。　

　新鮮な柑橘の香りをお客様にお届けしたくて、自家農園及び近隣の山に成っている柑橘を直接採取して、できるだけ早く蒸留、精製します。果皮を削いで、細かくすることにより、より油分を採取する工夫をして、水蒸気蒸留法にてゆっくり丁寧に抽出して、作り出します。

　花になり、実になり、日々成長していくにつれ、香りが変化していきます。その変化した香りこそ、自然のままの香りなのではないでしょうか。

　この「岬み香」を作ろうと思って、日々蒸留してわかった事なのです。その時、その時で、同じ種類のみかんでも、微妙に香りが変化するのです。天気、大気、気温、湿度、etc。

　大量に生産するものではなく、少量ずつ、その時々の成長する過程のみかんの香りを皆様にも直接感じて頂きたい。そういった想いから、その都度、少しずつ山から採取して、皆様のお手元にお届けしたいと思います。

　季節季節の移ろいや、大自然の豊かな感覚をお家でもぜひご観賞下さい。

 木野本　忠志

　愛媛県西宇和郡三崎町大佐田に生まれる。

　1995年よりカイロプラクティック治療院を開業。2004年よりドイツ発祥のコスモセラピーを取り入れる。2006年よりイギリス発祥のバッチフラワーセラピーも取り入れ、身体と心、魂の総合的治療を実践。

　2008年頃より両親が長年作っているみかん園の栽培の手伝いを始める。

   両親が柑橘を減農薬栽培していたが、2016年より本格的に完全無農薬栽培に切り替える。

　自家農園のオリジナルジュース「佐田岬のめぐみジュース」を製作。

　2018年から自家農園の柑橘のエッセンシャルオイルの製作に取り組む。

　2020年オリジナルブランド「LUCIA」(ルキア)を立ち上げる。

「岬み香エッセンシャルオイル」「岬み香アクアロム（芳香蒸留水）」シリーズを順次製作中。

岬み香の箱は、愛媛県西宇和郡伊方町にある障がい者福祉事業所の「ワークいかた」にて石蕗(つわぶき)から和紙を生成して、１個1個丁寧に手作りをして頂き、心暖まるパッケージに仕上がっています。

　デザインについては、愛媛県大洲市の「アトリエ星月夜」（https://hoshitsukiyo.net）を主宰している環（メグ）さんが、佐田岬をイメージして素敵なオリジナルの絵を描いて下さいました。